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2016年12月4日 • ワークスタイル

座り方で全然違うってホント?座り方と健康の関連性

オフィスでデスクワークを行っているときは、ほとんどの方は座りながらキーボードを叩いたり、文字を書いたりすることが多いでしょう。一日8時間の仕事のうち、そのうちの8割以上は座っている時間になるのではないでしょうか。しかし海外では複数の研究者から、座っている時間が長い人ほど寿命が短いというショッキングな調査結果が出されたこともあります。座る時間が長いほど、身体には好ましくない影響があるとしたら、その悪影響を引き起こさないにはどのような座り方をすればよいのでしょうか。

気づかないうちにしている!?NGな座り方とは

ではまず身体にとって悪影響を及ぼす可能性のある座り方とはどのようなものでしょうか。
・猫背
・背もたれに体重をかける
・足を組みながら作業する

背中を丸めてパソコンにかぶり着くような猫背はお腹の筋肉を使わない代わりに、背中側にテンションが常に掛かる状態になります。またパソコンの画面に視線を近づけすぎてしまうので、視力にも悪い影響を与えます。パソコンを使う作業が多いクリエイターの人などは特に注意をしましょう。逆に椅子の背もたれに体重をかけ、パソコンから距離を取る姿勢もあまり良くありません。体重を背もたれに依存してしまう、自分の筋肉で自分の体を支えなくなるので、筋肉量が低下する原因になります。ふんぞり返るような座り方をしている人は、特に男性に多いので注意をしましょう。さらに両足を組むような姿勢もNGです。足を組んだまま座っていると体の姿勢のバランスが崩れてしまい、立っている状態と比較して骨や筋肉に歪な形での負担がかかるようになってきます。その体の重心のバランスの崩れは、骨盤にも大きく付加をかけて骨盤が徐々に大きくなってしまうとも言われています。特に女性は注意をしたいところでしょう。
こういった座り方は日常的に癖になっている人も多くいます。無意識にそうならないように常に改善の意識を持つことが重要です。

座り方が悪いとスタイルやダイエットにも悪影響

座り方が悪いと実際にどのような悪影響が出てしまうのでしょうか。猫背では内臓が前に押し出されたような形になるので、筋肉量の低下とともにお腹がどんどん出ていってしまいます。背もたれに体重をかけていると、もはや全身の筋肉を使わなくなるので、筋肉量の低下とともに代謝も減っていき、脂肪がつきやすい体になってしまいます。男女を問わずにダイエットには大きな悪影響があるといえるでしょう。また背もたれがあるとラクなのは確かですし、腰痛持ちの人にとっては負担を軽減するために背もたれは必需品ともいえます。時々体重をかける分には問題ないので、常に寄りかかることを止めて、適度に筋肉を使いましょう。
足を組むと下半身のスタイルに影響を与えやすくなります。また女性にとっては子宮の位置が変わり、その影響で子宮卵巣の働きが低下するとまで言われています。さらに血行が悪くなり、脚、特にふくらはぎがむくみやすくなるので、スタイルを気にする人にとってはまさに大敵なのです
さらに間違った座り方は腰痛や椎間板ヘルニアを引き起こす原因にもなりますし、頸椎が曲がってくると、自律神経失調症にも影響があります。座り方一つだけでも、これほどの悪影響があることを知っておきましょう。

オフィスでの正しい作業中の座り方は

ではオフィスではどんな座り方をするのが良いのでしょうか。基本は背筋を伸ばし、椅子に深く座り、軽く背もたれに体重をかけている状態にします。背骨をまっすぐ、骨盤も直角になる姿勢にするのです。全体的に身体に緊張を与えすぎず、かつ楽な状態にさせすぎないということを心がけましょう。腰が真っ直ぐだと痛いという人はクッションを腰と椅子の間に入れ、負担を軽減します。また脚も太ももは真っすぐ伸ばし、膝を90度に曲げて足の裏が床に着くようにします。作業中の腕も肘を90に曲げて作業し、パソコンのモニターが顔の正面に来るように椅子の高さを調整すれば、覗き込まなくても、パソコンの画面が見やすいので、猫背にならずに各種の作業ができます。
さらに椅子に座っているだけではなく、時々オフィス内を歩くのも良い影響を与えます。凝り固まった姿勢の緊張をほぐし、血行を良くする働きもありますし、逆にだらしない姿勢で座っていたときは筋肉を使うので体を引き締めます。最近では立ち作業にも対応したデスクとチェアが出ているので、気分転換の意味でもそういったオフィス用品を導入しても面白いかもしれません。ダラダラとしがちな会議も立って行えば、皆速く終わらせようとするという話もあります。

正しい座り方を心がけるとこんなにも良い結果が

正しい座り方を行うとどんな影響が身体に起こるのでしょうか。やはり筋肉を常に軽く使っているので、カロリーの消費が自然に増えます。ダイエットにはもちろん良い影響を与えますし、筋肉を使っていればさらに筋肉がつくようになるので、スタイルの改善と代謝アップという好循環が生まれます。活動している時間の大半を占めるオフィス内での作業ですから、そこで僅かなカロリーの消費を心がけるだけでも、どんどん蓄積されていくのです。
姿勢をよく保っていれば、肩の凝りや疲労なども起こりにくくなりますし、歪みもなくなり血行も改善されていきます。その結果冷え性の解消や肌のたるみやシワ、むくみなど女性にとっての大敵も改善が期待できます。もちろん背筋を伸ばして座っている姿は、他人からも大変綺麗に見えるものです。背筋が曲がっていてだらけて見るよりも、正しい姿勢で座っていれば気持ちも引き締まり、同僚や上司にも良い印象を与えるでしょう。
良い姿勢で座ることの効果を高めるために、歩くだけではなく、時々座りながら軽くストレッチをしても良いでしょう。直接の因果関係ははっきりとはしていませんが、座り方や座っている時間の長さは成人病の発症にも影響しているとも言われています。美容、健康の両方の面で椅子の座り方は大きな影響力を持っているのです。

起きて活動している時間のうちの大半を過ごすオフィスでの過ごし方は、当然といえば当然ですが健康にも大きな影響を与えるのです。常に意識して自分の座り方を改善していくことで、仕事にも集中しやすくなり、業務の効率アップにもつながることでしょう。そのためには会社側でも社員の健康維持とパフォーマンス向上のために、サイズの合ったチェアなどオフィス用品にしっかりとお金をかけることも必要かもしれません。

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2016年12月2日 • トレンド

話題の「働き方革命」がもたらすオフィス環境の変化

広告業界の巨人と言われる電通で、若い女子社員が過労により自殺をしたという痛ましい事件が先日から報道されています。激務が当たり前の業界と言われてきた広告業界においても、それを機に電通では22時以降の残業を禁止する動きが出るなど、働き方を見直す動きが始まっています。また少子化の解消のために男性も女性も長時間労働を廃し、協力して子育てを行い、また職場復帰が可能な環境の整備も求められています。このような柔軟な働き方を実現する「働き方革命」により会社のオフィスはどのように変わっていくのでしょうか。

企業内でリソースを縮小しオフィスのミニマム化を図る

リクルートや損害保険ジャパン日本興亜などで働き方の改革として進めているのがテレワーク(在宅勤務)やシフト制勤務制度の整備です。毎日会社に通う時間は無駄なものであり、その分社員の健康的な生活の促進を行う、またリフレッシュして働ける環境の中で個人の裁量で仕事を行うことで、新しい発想を生み出すと行った狙いがあります。その他にも介護や育児のためにやむを得ず会社を辞めざるを得なかったような優秀な社員に、引き続き働いてもらうといった狙いもあります。社員の囲い込みのためにも、社員のスキルアップの意味でも自由な働き方ができるようになることで、会社に良い影響を生み出そうという狙いがあるのです。
会社に社員が増えるとその分オフィスの面積も設備も用意する必要があり、毎月の固定費がかさんでいくことは避けられません。しかし在宅勤務などオフィスに依存しない働き方を促進すれば、これもオフィスのスリム化に繋がり、会社としても維持費を削減できるというメリットもあるのです。社員は自分にあった働きやすい環境で働けて、時間的なコストを会社以外に避けるようにもなる、会社も社員全員を置いておくオフィスを用意しなくて済むので、様々なコストを削減できるというまさにWIN-WINな関係を築けるのです。

テレワークの実施により、ワークライフバランスを充実

リクルートや損害保険ジャパン日本興亜などで働き方の改革として進めているのがテレワーク(在宅勤務)やシフト制勤務制度の整備です。毎日会社に通う時間は無駄なものであり、その分社員の健康的な生活の促進を行う、またリフレッシュして働ける環境の中で個人の裁量で仕事を行うことで、新しい発想を生み出すと行った狙いがあります。その他にも介護や育児のためにやむを得ず会社を辞めざるを得なかったような優秀な社員に、引き続き働いてもらうといった狙いもあります。社員の囲い込みのためにも、社員のスキルアップの意味でも自由な働き方ができるようになることで、会社に良い影響を生み出そうという狙いがあるのです。
会社に社員が増えるとその分オフィスの面積も設備も用意する必要があり、毎月の固定費がかさんでいくことは避けられません。しかし在宅勤務などオフィスに依存しない働き方を促進すれば、これもオフィスのスリム化に繋がり、会社としても維持費を削減できるというメリットもあるのです。社員は自分にあった働きやすい環境で働けて、時間的なコストを会社以外に避けるようにもなる、会社も社員全員を置いておくオフィスを用意しなくて済むので、様々なコストを削減できるというまさにWIN-WINな関係を築けるのです。

サテライトオフィスが今後は増えるかも

オフィスを柔軟に運用し、できるだけコストを削減するための手段として最近注目が集まっているのがサテライトオフィスです。サテライトオフィスとはオフィスをコンパクトにしながらも、テレビ会議設備を設けたり、ネット環境を整備したりすることでメインのオフィスと同様の業務遂行が可能な機能を持ったオフィスのことを指します。株式会社ネットワンでは、働き方革命の一環として同社のサテライトオフィスシステムの導入を各社に図っています。
遠距離までの出張や外出が多い会社や自治体でも、メインオフィスと出張先の中間地点に小さなサテライトオフィスを置くことで、社員の移動コストを大幅に削減することができるのです。また必ずしも都内など家賃の高い場所に広いオフィスを持たずとも、業務を行うことができるようになるので、これもまた経費削減につながります。ITの進歩によって働き方の幅が広がるだけではなく、オフィスのコンパクト化、そして都会から地方への移転が進行していくかもしれません。またオフィスを分散することで震災などの大規模災害による人的被害、またデータや資料の損失などのリスクを分散できるという意味もあります。
日本では地方の過疎化が社会的な問題になっていますが、大企業がサテライトオフィスを全国各地に設ければ、求人も増えて地域活性化に役立つことも間違いないでしょう。

在宅勤務や早朝勤務、また裁量労働制や短時間勤務など、働き方がそれぞれの人に合わせたスタイルになることで、会社にすべてを預けて束縛されるのではない、その人らしい働き方、そしてその人らしい生き方を選ぶことができるようになるでしょう。ITの発展により全員が一同に介して同じ場所で働くというスタイルは、10年後、20年後には時代遅れになっていることも有りえます。一人ひとりが輝く社会は、きっと経済活動にも良い影響を及ぼし、また少子化の解消に貢献できる可能性もあります。オフィスのあり方が今後の日本の未来を左右する、そう言っても過言ではないのかもしれません。

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2016年11月30日 • インテリア

ユニークな事例満載!オフィスでの「照明」活用のコツ

日本国内のオフィスと言うと、多くの方が「白を基本とした均質的な配色」「シンプルに並べられたデスク」「煌々と照らしている照明」といったイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、日本も含め世界各国のオフィス事情を見てみると、どうもこのイメージからは大きく異なる個性的なインテリアが多くなっているようなのです。そんな様々なオフィスの活用事例の中から、今回は「照明」に文字通りスポットライトを当てていきます。

カフェ空間を思わせるようなスポット照明

今やスマホを使ったコミュニケーションアプリに欠かせない存在となった「LINE」。その運営会社であるLINE株式会社は2012年10月に、オフィスを渋谷ヒカリエへ移転させました。写真で紹介しているのはカフェエリアですが、他のスペースなども同様に、スポット照明などを多用していて蛍光灯のように煌々とした明るさを使用していないのが特徴的です。この「明るすぎない照明」というのには、大きく2つの効果があるとされています。

1つ目は「見た目の印象」です。カフェやディナーを楽しむレストランというのは、非常に落ち着いたイメージを感じますよね。その見た目のオシャレさとゆったりとした雰囲気のおかげで、こうした場所では想像以上にリラックスした時間を過ごすことができます。オフィスでもそうした空間があることで、疲れた時のリフレッシュや気分転換ができます。

2つ目は「仕事の効率化」です。PC作業や手元の資料を読む時には、なるべくオフィスの照明は明るい方がいいと思いがちです。しかし最近では、オフィスの照明の明るさを全体的に落とす方に考えが進んでいるらしいのです。その肝心な理由が、PC作業による目の疲れと言われています。また、日本では日常的な残業が多く、職場にいる時間が非常に長くなりがちです。そのため、長時間滞在する職場の快適性をアップさせる意味合いでも、暗めの照明が使用されるようになっています。

ちなみに、日本は海外と比較しても職場の照明が明るいとも言われています。近年起きたニーズの変化にマッチしたのが、LINE株式会社のような照明の使い方なのかもしれません。

企業イメージを表現したオフィスを際立たせる照明

紫、緑、青といった非常に多彩な色をしているのが印象に残るこの写真。この写真は、なんとイギリスの歴史ある公共放送局であるBBC(英国放送協会)のオフィスなのです。デザイン性にあふれる円形のソファや、デパートのように吹き抜けとなっているオフィスの構造に目がいきます。そして照明についてですが、冒頭にも書いたカラフルなオフィスの配色を際立たせるような白色光を使用しています。画像では見えにくくなっていますが、オフィスカラーと同じ配色の照明も一部で使用されています。

BBCと言えば、ニュース放送だけでなく数々の名ドラマを世に送り出していることでも有名です。歴史の深い伝統もある企業でありながら、常に新しいことにチャレンジしていく。そんな企業イメージを表現しているようなカラフルなオフィスを、シンプルな白色光の照明が後押ししています。また、インテリアに非常に派手な演出を施しているのに対して、フロア内の作業スペースはそれほど奇抜な印象がありません。企業のイメージを全面に押し出した内装の一方で、職場内の仕事のしやすさも損なわないようにするという2つの側面をクリアしているのが、この白色光なのかもしれません。

また、吹き抜けのようになっているオフィスの上層階からは、自然光をそのまま取り入れられるような作りになっています。普段ずっとオフィスの中に閉じこもって仕事をする人にとって、日の光というのはかなり貴重な存在です。ここまで大規模なものではなくても、職場にうまく光を取り込むような仕組みを作っておくのは重要なことでしょう。

白を際立たせた近未来的な空間

写真で紹介しているのは、上海にある「Ribo Fashion Group」という企業のオフィスの1フロアです。写真を一目見てわかるように、白一色を強調したようなデスクやチェア、そして壁面が特徴的です。そして照明もそんな空間を煌々と照らすような明るい白色光を使用していて、非常に近未来的でクールな印象を醸し出しています。最初に紹介したカフェ風の落ち着いた印象のある照明の活用とは、まさに真逆とも言えるオフィス事例と言えます。そして、仕事で期待できる効果も同様に真逆です。

カフェ風の落ち着いたスポット照明を多用したオフィスは、落ち着いた仕事空間の演出や、ちょっとした息抜きでリラックスできる空間を作るのが主たる目的でした。それに対してこのオフィスはと言えば、一歩中に入った瞬間から空気がピリッとするような、緊張感のあるオフィスです。例えば重要な会議や打ち合わせをするといった時、あるいはこれから仕事が始まるぞと仕事モードに気持ちをスイッチさせるには、ピッタリな演出かもしれません。

オフィス全体をこうした近未来的空間にするのもアリですが、例えば会議室の1フロアをこのような白一色の空間にし、スポット照明を使用したエリアを同時に作ることも良いでしょう。そうすることで、同じ職場内でありながら、アイディアを煮詰めたい時、あるいは気持ちをリラックスさせたい時といった仕事のオンオフをうまく切り替えられる空間を作ることができます。

“具体的な3つの企業の事例を見ましたが、いかがでしょうか。働きやすいオフィス作りには、もちろんオフィスの配色や使用するインテリア、それらの配置といった要素が大きく関係します。しかしそれらの要素と同様に重要視すべきなのが、オフィスの照明なのです。同じ明るさ、色の照明を使ったとしても、オフィスインテリアとの組み合わせ次第ではまるで印象が変わります。仕事に集中できるようにしたい、あるいはリラックスして多彩なアイディアを引き出せるようにしたいなど、その要望次第で照明の使い方も変わってきます。

今回ご紹介した事例を参考に、ぜひ職場の雰囲気をより良くするための照明の活用法を模索してみてください。

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