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2017年12月4日 • インテリア

役員スペースにオススメのオフィスデザインとは


企業のトップとして、経営指針を決める役割を持つ役員達。会長、社長を筆頭に、取締役、重役クラスの人達のことをさしますが、そんな彼らが普段の仕事をするオフィススペースは、やはりそれ相応の「格」を感じさせるものであると同時に、透明性のあるところでなければなりません。役員スペースに適するオフィスデザインにはどういったものがあるのか、見ていきましょう。

役員スペースのレイアウト作成で必要なこと

まず、レイアウトを作成するにあたって役員スペースがどれくらいの重要性を持っているのかを考えていきましょう。役員といえば、企業の中でも業務上非常に重要な役割を担う役職となります。当然のことながら、仕事のしやすい環境を最優先に整えなければなりません。彼らの働き無くして、企業がまともな利益追求活動を行うことは到底不可能だからです。そのためにも、そこで働く一般の従業員よりもオフィスデザインには細心の注意を払い、どのようなものが良いのかを熟考する必要があります。

具体的なポイントは2つあります。
まず、働きやすさを重視するのはもちろん、役員スペースには他企業からの来訪者が来る場合も多いので、デザイン性に富んだオフィススペースを作り出すということ。もう1つは、他の従業員とのコミュニケーションを取りやすいスペースを作り出すということです。
前者に関しては、企業の象徴ともいえる場所になるので、来訪者が来ても恥ずかしく無い、格調の高いオフィス家具などを設置しましょう。後者に関しては、役員と従業員とのコミュニケーションが企業内活動にとって重要であり、目の届きやすい場所にあることで、順調な企業運営が可能になるという側面があります。

役員スペースのオフィスデザインを考える

それでは、一般業務室よりもグレードの高い役員スペースのオフィスデザインとは具体的にどういったものか、検証してきましょう。

まずは、前段にも挙げたように「高級感あるデザイン」を目指すことが大切です。企業の最前線とも呼べる場所ですから、部屋内の壁紙や床部分、オフィス家具などといったものには気を配りましょう。例えば色合いの豊かな壁紙、木目調などの落ち着いたデザインの家具、厚みのある絨毯など高級感を出す工夫はいくらでもできるはずです。テレビで放送されているような、豪華な作りの一軒家などをイメージしてみるのも良いかもしれません。周りとも相談して、まずはパソコン上などで仮想空間を作り上げてみましょう。

高級感を作り出すだけが役員スペースに必要なことではありません。当然のことながら「仕事のしやすさ」を追求したレイアウトも考え出す必要があります。この部分においては、一般業務室と同様の考え方で机の配置やオフィス家具の置き方を考えるようにしましょう。

そして最終的に行うべきことは、やはり役員本人に「どのようなデザイン、レイアウトが良いか」という聞き取りを直接行うことです。一般の従業員に比べれば役員の人数は少ない場合が多いので、意見も集約しやすく、またその意見をオフィスデザインとして反映させやすくなります。

透明性を持たせることも重要!

役員スペースは企業のトップシークレットと呼べる場所であり、経営方針などを決定する重要な場となります。しかしながら、そこには同時に「透明性」も必要となってきます。

近年、企業の不祥事が大きなニュースとして取り上げられることも珍しくなくなってきました。そうした事件のキーワードとしてよく挙げられるのが「経営の不透明性」です。密室内で行われる企業経営方針の決定の仕方には、世間から批判が多く寄せられる場合もあります。企業の社会的責任という観点から、倫理的な自主活動を通じて社会に貢献するCSR経営、特にテレビ業界で近年テーマとなっているコンプライアンスの遵守、そして何よりも経営の透明性が現代の企業には求められているのです。

こうした慣習(密室談義による経営の不透明性)を世間のマイナス評価につなげないためにも、役員スペースには透明性を持たせなければなりませんが、デザインの工夫による「可視化」という方法によって比較的容易に実現できる場合があります。具体的には、外からも見えるガラス張りのデザインにする、また大部屋にすることによって話が通りやすくなるような、開放感溢れる雰囲気を作り出すといったデザインの考案があります。そうすることで、自由でオープンな環境ができあがり、意思決定にも透明性が出てくることでしょう。

一般業務室と役員スペースの合体も検討しよう!

役員スペースと言えば、先ほども挙げたように密室というイメージが強いですが、近年では一般業務室と役員室が同じフロア内に同居しているというケースも珍しくありません。まさに究極の「開放感のある役員スペース」とも言えますが、どういったコンセプトとなっているのでしょうか。

まず考えられるのが「意思決定の場所と実際に働く場所をつなげる」という点です。オフィス内の違う階層(最上階など)で、業務室とは遠い所にある場合も珍しくない役員スペースですが、一般従業員は役員スペースに仕事上の報告に行くだけでも緊張感によるストレスを感じるのに加えて移動という手間もあります。まさに風通しのよくない企業形態とも言えますが、これを一体化することにより、役員クラスと一般従業員の間にある心理的垣根が取り払われ、普段の仕事において上層部との意思疎通が図りやすくなります。特に小規模のオフィスであれば、コミュニケーションの活発化も可能となるでしょう。

しかしながら、オープンすぎる雰囲気だと来訪者が戸惑ってしまう可能性があるので、役員スペースにパーテーションを置く必要性が出てくるかもしれません。そんな時でもあくまで開放感を重視するならば、ガラス製で可動式のパーテーションを利用することにより、来訪者が来た時だけそれを使用することで、安心して商談を行うことができるでしょう。

以上見てきたように、役員スペースは企業の最前線とも呼べる場所なので、来訪者が来た時などにも備えて部屋内は豪勢な雰囲気のデザイン、そしてレイアウトにする必要があります。ただし、近年は企業経営の「透明性」も問われている時代です。密室性の高いものでは批判が出ることもあるので、できるだけオープンなスペースを作り出すことに尽力しましょう。