オフィスデザインのためのメディアサイト

115

2018年6月1日 • ガイド

一つの選択肢!?オフィスをDIYで創ることのメリット


日曜大工という言葉は、DIYとして生まれ変わりました。「Do It Yourself」を略してDIYと呼び、多くの人が趣味の一環として、世界にひとつだけの家具や小物を自分でつくっています。それはただの自己満足ではなく、周囲からも評価される時代です。
そんなDIYですが、実は家庭だけでなくオフィスにも活用されているのをご存じでしょうか。企業がオフィスにコストや時間をかけ、働きやすく過ごしやすいオフィスにすることも多く、そのひとつの選択肢として浮上しているのがDIYでのオフィスづくりなのです。

DIYはオフィス愛を強くする

DIYでオフィスをつくると言っても、DIYは時間や手間がかかり大変というイメージだと思います。さらに、オフィスは従業員すべての人が関わる空間で、ひとりの意見だけでDIYを決めることはできません。そのため、オフィスをDIYでつくるという行動に出るのはなかなか難しいと考えられます。しかし、オフィスをDIYでつくることは多くの効果を得ることができます。

オフィスをDIYでつくることで、企業のコミュニケーションの活性化、オフィスに愛着を持つという点が大きなメリットになります。
オフィス内の部署や役職など普段関わりを持たない人同士が協力し、ひとつのオフィスというものを作り上げることは、普段話すことのない従業員同士の交流につながります。
また、手間や時間をかけてオフィスをつくることで、従業員ひとりひとりに「自分のオフィス」という認識を持たせることができます。自分がつくったオフィスで仕事をすることで快適かつモチベーションを高く働くことができます。そして自分でオフィスをつくるということは、自分好みのものを機能性やデザイン性の面で作成できることがメリットになります。

そして、コスト削減がなによりも大きなメリットです。業者に内装を依頼するよりも安くオフィスを手掛けることができます。DIYは、ホームセンターなどにDIYコーナーが設置され工具や材料が販売されているため、簡単に道具も手に入ります。低コストで道具を手に入れ、企業らしいこだわりを持ったオフィスをつくることは、経済的な利益ではなく、純粋にオフィスに愛着を持つことにつながります。

オフィスをDIYするために

オフィスをDIYするためにはなにが必要なのでしょうか。いざオフィスをDIYしようと決めても、なにから始めればいいのかわからないことが多いと思います。企業はどのようにオフィスをDIYしようと考えるのでしょうか。

あるイベントプロデュース業の企業は、「自分たちの働く場所に愛着を持ちたい」、「理想のオフィスがないならつくってしまおう」という思いからDIYを決めました。企業でDIYを行なうためには、従業員全員の力が必要となり、企業の業務がストップする期間ができます。この企業では10日間業務をストップしてDIYを行ないました。それが大きなデメリットとなる場合もありますが、経済的な利益を生むことよりも、オフィスをDIYでつくるという従業員みんなで共通の体験をすることで、企業のあり方・文化を共通認識として得ることを大切にしたいと思ったそうです。
オフィスをDIYするためには、オフィスのコンセプトを明確に持ち、従業員全員が理解することが必要です。そのコンセプトをもとにプロジェクトチームをつくり、実現していきます。従業員全員が主役となり、意見を交換し合いながらコンセプトをオフィス空間の中で実現していくことになります。意見がぶつかることもありますが、共通の理解や認識を確認し合うことで、理想のオフィスを実現していくことができました。

DIYでつくられるオフィスの中には、こだわりの場所やポイントがあります。従業員の声を実現していく中で、みんなが意見を出し、無機質だったオフィス空間に仲間とつくりあげた作品のような温かみを持たせることができます。オフィスをDIYでつくるためには、従業員ひとりひとりがオフィス空間をつくるという意識を持ち、理想のオフィスという作品を仲間たちとつくるという気持ちが大切です。

DIYでオフィスを創ろう

DIYでオフィスをつくると言っても、オフィスの内装すべてをDIYで行なう必要はありません。もちろん、壁材や床材の張り替えやテーブルなどのオフィス什器をつくるような本格的なDIYを行なう企業もあります。しかし、オフィスをDIYでつくるうえで大切なことは、従業員全員が自分たちでオフィス空間と向き合い、共通認識を持って作業することです。
オフィスデザインはコンセプトや企業らしさ・こだわりを持ってつくられていることがほとんどです。そのため、大きくレイアウト変更を行なわない場合は、小さな作業のみでオフィス空間の雰囲気を変えることができます。

DIYでオフィスをつくるためには、DIY用の道具や工具、材料が必要になります。その中でもDIYに使用する材料のサンプルはしっかり確認しましょう。DIYは気軽に行なうことができる反面、ネットなどに掲載されるものと実物では結構色合いなどの違いがある場合があります。そのため、壁材や床材、カーペットなどオフィスの大部分を占めるようなものや色味が重要なものはサンプルで確認することをおすすめします。壁材や床材はオフィス全体を変えずにワンポイントとして色味や柄を取り入れる方法もあり、簡単に張り替えができるものもあるので、雰囲気を変えたいときにおすすめのDIYです。

オフィスは賃貸で使用している企業も多いため、オフィスビルの管理を行なうオーナーや管理会社に確認し、どこまでの工事が可能か確認することも大切です。しかし、DIYはその手軽さが人気の理由のひとつです。誰でもできる、「Do It Yourself」という名前通り、簡単に取り外しができるものも多いため、オフィスに適したものも多く販売されています。オフィスに合ったものを選び、使用しましょう。

オフィスをDIYでつくるためには、従業員全員のオフィスに対する共通認識が必要です。DIYにかかる手間や時間を惜しんでもオフィスや従業員の働く環境やモチベーションを高めるという他にはない経験をすることで、企業への愛を高めることにつながります。
DIYを通して企業全体がオフィスを見直し、世界にひとつだけの理想のオフィスをつくりましょう。